溺愛ドクターに求愛されて
「俺を狂わせるのは、月じゃなくて沙織だね。媚薬みたいだ」
そう呟いた裕介さんが私の中に一気に押し入ってきてその感覚に身体が震えた。
何、これ。初めてなわけじゃないのに、初めて感じるその感覚に戸惑って裕介さんの身体にしがみつく。
「……っ、沙織。ヤバイ……何、これ。う、わ。気持ちい……」
切なげに顔を歪める裕介さんの顔から、汗が流れる。
今日一日汗一つかくことのなかった裕介さんが、私の身体で乱れているのを見てたまらない気持ちになって、それが少し嬉しかったりする。
「沙織、好きだよ」
そう言ってキスをした裕介さんの言葉に涙が出そうになった。
それを私は夢みたいだなと思った。一夜だけでも、この人の恋人みたいにいられる事が夢のようだ。
「私も、好き」
気付けばそう口にしていて、嬉しそうに微笑んだ裕介さんが私の唇にキスする。