にゃおん、とお出迎え

あたし、寂しくっても一人でご飯食べたり、ぬるい入れっぱなしの水を仕方なく飲んだりしてるのに。
ああもう。綺麗なお水飲みたいよー。本当はミルクがいいよー。
何でもいいから構ってよ、ミネちゃん!

「にゃー!」

大きな声で鳴くと、うとうとしていたミネちゃんが体をびくつかせる。

「ダメだ。気を抜くと寝ちゃう。……食べないと、もたなくなるし。うーん。でも疲れたー」

知ってるわよ。
こういうの、ドウドウメグリっていうんでしょ。同じ事何度も言うんだよね。やるやるって言ってなかなかやらないんだよね。知ってるけどさ、疲れてるんだよね。
でもね、あたしだってフマンだよ。こんなのが毎日続いたら、寂しくて死んじゃうんだから。

「にゃーおん!」

ミネちゃん、あたしのこと構ってよ!

「うん。わかったわかった。寝ないよ、モカちゃん」

「みゃー」

違うよ、ミネちゃん! あたし、遊んでほしいんだよ。
ああもう、なんであたしの言葉はミネちゃんに通じないんだろう。

 その後、一眠りしてから動き出したミネちゃんは、夜中まで寝付け無かったみたいで、朝はなかなか目覚まし音が止まらなかった。

あたし、目覚ましくん、キライ。すっごいうるさいし、不愉快な音をだすんだもん。

「ああもうこんな時間だ。行ってきます」

「みゃー」

もう行っちゃうの? ミネちゃん。

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