愛と音の花束を
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ホワイエに出ると、一般のお客様はほとんど帰っていて、団員関係者が残るのみ。それでも三神君の友人知人がいるので、いつもより人数は多い。
パッと目に入ってきたのは、椎名だった。
そして、その隣に、いつか結婚式場で見た、長身の女性。
マッサージ店の店長。
前回の定演にも来ていただいた、椎名が『先生』と呼んだ初老の男性。
4人で和やかに談笑している。
ギリっと胸が傷んだ。
見たくない。咄嗟に目を逸らした。
……おめでとうって言うつもりだったのに。
さっきまで、乗り越えられると思っていたのに。
強くなりたいと思ったのに。
感じた胸の痛みがあまりに大きくて、
そんな自分にショックを受けて、
立ち尽くしてしまった。
ふと、逸らした視線の先で、盛り上がっている男性陣が目に入った。
「おー久しぶり!」「よかったよ。オケ全体が上手くなっててびっくりした」
本多さんとハグしている男性が、誰だか分かった途端。
身体が、ズシンとなった。
……幻聴じゃ、なかった。
……彼だ。
前に私が付き合っていた人。
間宮暁(まみや あきら)が、
そこに、いた。
ホワイエに出ると、一般のお客様はほとんど帰っていて、団員関係者が残るのみ。それでも三神君の友人知人がいるので、いつもより人数は多い。
パッと目に入ってきたのは、椎名だった。
そして、その隣に、いつか結婚式場で見た、長身の女性。
マッサージ店の店長。
前回の定演にも来ていただいた、椎名が『先生』と呼んだ初老の男性。
4人で和やかに談笑している。
ギリっと胸が傷んだ。
見たくない。咄嗟に目を逸らした。
……おめでとうって言うつもりだったのに。
さっきまで、乗り越えられると思っていたのに。
強くなりたいと思ったのに。
感じた胸の痛みがあまりに大きくて、
そんな自分にショックを受けて、
立ち尽くしてしまった。
ふと、逸らした視線の先で、盛り上がっている男性陣が目に入った。
「おー久しぶり!」「よかったよ。オケ全体が上手くなっててびっくりした」
本多さんとハグしている男性が、誰だか分かった途端。
身体が、ズシンとなった。
……幻聴じゃ、なかった。
……彼だ。
前に私が付き合っていた人。
間宮暁(まみや あきら)が、
そこに、いた。