おためしシンデレラ
ああ、そういう関係・・・・・。
女の子の負けだな。
随分貢がせたんだろう。
こういう男はお金を使わせて、時々遊ぶくらいにしとかないと。お金に目が眩んで間違っても結婚相手になんて思ったらあかんのよ。
『結婚』とか禁句以外のナニモノでもないし。
なんせ莉子はそんな男をほぼ毎日見ているから。
「ーーーーっ!ムカつくっっ!アンタなんか勃たなくなっちゃえ!!」
走り去るヒールの音。
凄い呪いを吐き捨てていった。
お見合いの前にヘビーな話を聞いてしもたと莉子の気持ちが少し塞ぐ。休日にまで思い出したくない顔を思い出した。
この場を早く立ち去ろうと莉子が足を踏み出そうとすると、
「立ち聞きとはいい趣味だな、マメ」
聞き慣れたオレ様の声。
莉子の背中が一気に冷える。
そもそもこんなサイテー男が京都に何人も生息しているはずがなかった。
「しゃ・・・・・ちょ・・・・・」
「随分めかしこんでるな。なんや?」