おためしシンデレラ
「マメ、それ合意の上のプレイなわけ?」
莉子の身体の上にのしかかる中田の肩越しに救世主のようなこの家のオーナーの顔が見える。
「社長!!助けてください!」
訴える莉子に腹を立てた中田に平手で頬を叩かれた。
途端に三村が中田の襟首を持ち莉子の上から引き剥がし壁に叩きつける。莉子の乱れた衣服を見て三村の眉間に深い皺が刻まれた。
「お前、ウチの大事な秘書に何してくれた!?」
壁に力なく凭れて座り込んだ中田の胸元を掴み凄んで拳で頬を殴る。
「ーーーーこの女がオレを馬鹿にするからだ!!」
口の中を切ったのだろう、中田が口の端から血を滲ませて三村に怒鳴った。
「お前と同棲してるくせにノコノコ見合いに現れやがって、ちょっと誘えばすぐついてくるくせに恋愛感情にはなりませんとかぬかす。僕はこの程度の女に軽くあしらわれていい男やない!!」
「それが本音かよ、おぼっちゃま。今まで挫折知らずで一流大学まで出た勉強出来るだけのクソみたいなプライドに支えられたただのアホやな」
三村が胸元を掴んだまま冷笑する。
「マメ、警察に電話!」
中田の身体がビクリと動いた。