イケメン貴公子のとろけるキス
◇◇◇
少し休憩しようと、私たちは広場のそばにあるカフェへ入った。
二階にあるサロン風のテーブルに腰を下ろすと、そこからはスペイン広場を眺めることも出来た。
最高のロケーションだ。
ルカお勧め、カフェ・シェケラートが運ばれてくると、早速口をつけてみた。
クラッシュされた氷とエスプレッソの苦みが口中に広がる。
それでいて、ほのかに甘くてまろやかだ。
シロップでも入ってるんだろうか。
「……どう?」
ルカが心配そうに私の顔を覗き込む。
「うん、美味しい」
笑顔で返すと、ルカも笑った。
「少しリキュールも入ってるんだけど、ミナ、アルコールは大丈夫?」
「大丈夫。でも、リキュールの味なんて全然しないよ」
「それじゃ、ミナを酔わせるときは、これを何杯も飲ませることにしよう」
ルカがおどけて笑うから、私まで楽しくなる。