イケメン貴公子のとろけるキス
「僕がはっきりしなかったせいだ。ごめん。美穂はローマにいる僕の友達の恋人なんだ」
そうだったのか。
美穂さんはルカにいろいろと相談に乗ってもらっていたのかもしれない。
ルカはもう一度私を引き寄せた。
「ルカは悪くない」
ルカの腕に抱かれながら首を横に振る。
「ルカ、私ね――」
「ダメだよ、僕が最初に言うんだから。ミナを好きになったのは、僕の方が先なんだから」
好きだと言おうとした言葉を遮られる。
ルカは熱い眼差しに優しさを乗せて言った。
「ルカ……」
「会いたかった。……ミナ……アイシテル」
「私も……」
ルカに巻きつけた腕に力を込める。
どれほどギュッとしても足りないくらいに、想いを伝えきれない。