人事部の女神さまの憂い

「何よ女子高生って。何よダメって。もう立派な大人だもん。会社の人じゃないし、多分大丈夫だと思うんだけど・・・。でも、とにかく会う機会とかないんだもん。仕事も忙しいし・・・」

巧には気になる人が柏木さんだって知られたくなくて、どんどん声がちっさくなってきてしまっていた。きっと、柏木さんだって知ったら、身の程知らずって散々バカにされる気がする。

「ふーん。まぁ、その調子だと結婚できない女決定だなー」

そんな私を鼻で笑って、さらにバカにしてくるけど、巧の言う通りかもしれない。

ここで勇気をだして動いても、柏木さんとどうにかなるなんて、きっと夢のまた夢だろうし。

結果、どっちにしても結婚できない女のまんまだ。それだったら、特に何もしない方がいいのかも、なんて弱気なことを思い始めていると
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