人事部の女神さまの憂い


「私も、香織さんみたいになりたい」

そうつぶやいた私の背中をバシっと叩きながら

「何言ってんのよ。ユリも仕事がんばってるじゃない。仕事以外の、ふにゃっとしたユリも私は好きよ」

と励ましてくれた。

「香織さんにそういってもらえると嬉しいです。でも、、ほんとワタルとはもう無理なのかもです」

「まぁ、ユリの素をかわいがってくれる人がいるといいわね」


そんな人いるのかな、と思いながらも来週に迫った香織さんとのミーティングに向けて仕事に集中する日々が続いた。


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