人事部の女神さまの憂い
「あ、立花さん。ごめんなさい。仕事・・・」
立花さんが今、こもって仕事してるって藤木さんが言っていたことを思い出した。
立花さんにまで迷惑かけてしまっている現状が申し訳なくて、もう消えたくなってきた。
「ニシユリ、泣いてんの?どした?」
「ちょうどいいや。大輔もちょっとこっちきてよ」
立花さんも話に混ぜようとする香織さんを止めようと
「立花さん集中期ですよね。すみません、仕事の邪魔しちゃって」
口を開くと
「え?大丈夫だよ。今、差し迫ったものないし」
あっけらかんとしている立花さん。
「そう、大丈夫よ。そうじゃなきゃ、家連れてこないよ。それより、大輔もちょっと聞いてよ」
そう言って、香織さんは簡単に私に起こった出来事を整理して話した。