人事部の女神さまの憂い

そして連れられて入ったのは、先ほどの会場の最寄り駅近くのショットバー。


さっさとオーダーをすますと

「あれで、はっきりしたと思ってる?」

藤木さんに問いかけられた。わざわざ、そんなこと聞かなくてもいいのにと思うくらい自分の中では敗北感でいっぱいだった。

「そんな意地悪いわないでくださいよ。明らかに私に興味ないって、わかりましたよー。あんなキレイな人いるんだし」

ちょっと自棄になりながら答えると

「いや、そうでもないだろ」

さっきも聞いたようなセリフを繰り返す。やっぱり意味がわからなくて首をかしげると

「あいつさ、お前に興味がないんじゃなくって、お前とトラブってるって思ってないんじゃないの?」

と、これまたよくわからないことを言われた。


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