人事部の女神さまの憂い
自分自身を思い返して絶句していると
「その状態でさ、俺の何が好きって言えるの?」
追い打ちをかけるように、そう言われてしまった。
声色は優しいけど、その目をみると怒りの色が見える。
バカだ、私。柏木さんを傷つけた。
独り勝手に被害者ぶって、柏木さんの気持ちなんて何も考えてなかった。
柏木さんのことなんて、見てなかったんだ。
呆然と立ち尽くす私の両肩に手を置き、まるで子どもに言い聞かせるように目線を合わせる。