人事部の女神さまの憂い

朝から熱が出てるな、とは思ったけどそこまで大した事なさそうだし出社してみたものの、午後に入って本格的にやばくなってきた。会社でインフルエンザも流行ってるし皆に移すわけにもいかない。

「ニシユリさん、体調悪いんですか?とりあえず病院いってください。打ち合わせの件、メールにします。明日以降も、俺でわかる件であれば対応するんで連絡ください」

最近すっかり頼もしくなってきた久保くんに感謝を告げて病院に行くと、やっぱりインフルエンザだった。


なんとか薬をもらって家にたどり着いて、とりあえず久保くんに電話した。

「ごめん。やっぱりインフルだった。とりあえず今週は出社できそうにないや。明日の朝までに、対応してほしい案件振り分けるメールするから、お願いしてもいいかな。ゴメンね。しかも、うつしちゃってたら、ごめん」

「気にしないでください!今年入ってから、ニシユリさんほとんど休みなかったですし、ゆっくり休んでください」


優しい返事を聞いて安心した途端、意識が途絶えた。

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