人事部の女神さまの憂い
きっと巧は私と柏木さんが付き合ってると思ってる。だから彼氏じゃないって言ったものの違う男の人がいてびっくりしてるんだろう。しかも部屋着でくつろいで、なんて男女の関係があるって思うよね・・・。
ちゃんと説明してあげた方がいいんだろうけど、話せる内容でもない。とりあえず流れに身を任せちゃおうと決めて、グラスと氷を手に2人の元に向かった。
「え、じゃあ副社長さんなんですか?」
「そう、一応ね。巧くんは今、院生だっけ?就職どうするの?」
「今バイトしている事務所で採ってもらえることになって。俺も柏木事務所しか考えてなかったから嬉しくって」
最初はよそよそしかったのに2人ともお酒が進んですっかり打ち解けて話している。その様子を嬉しくみていたのに、話が微妙なところに展開してきた。
柏木さん・・・。
どうしてるんだろう。なんだか懐かしい。