人事部の女神さまの憂い

「そう言えば、立花さんもこの前言ってたかも」

「そうそう。あいつも結構使えるっていってたぞ。あの会社コンテンツはいんだよな」

言いながら、提携の背景とか今後どうやって共同事業を進めていくのか、そんな仕事の話を教えてくれた。


そして「すぐ寝なきゃいんだ」という言葉通り2時前になっても帰る気配のない藤木さん。さすがに眠くなってきくるし、明日もずっと面接だから寝不足で行くのはキツイ。どんだけ面白くない話でも面接中に寝るわけにはいかないから。

名残惜しいな、と思いながらも

「藤木さん、私もう寝ます」と言うと

「おう。俺、今日泊まってくわ」と返事がきた。

ん?

聞き間違いかと思って藤木さんの顔をガン見すると

「帰んの面倒だなとおもって、明日用の着替え持ってきたんだよ」

窓際を指さしている。そこに目をやると藤木さんの鞄の奥に紙袋らしきものが。用意周到だなと眠い頭で感心したけど、あれ?っと一瞬で目が覚めた。

「泊まるんですか!?」


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