人事部の女神さまの憂い
1人で結構早くに果ててしまったことを悔いているらしく、本当にかわいい。こんな藤木さんの一面も愛おしいなと、思わずぎゅっと抱き着くと
「俺、まじでお前の過去に嫉妬しそうでヤダ」
と言いながら、ふわっと抱きしめ返してくれた。思った以上に打ちひしがれてるんだとびっくりして
「藤木さん、大好きですよ」と胸元に唇を落とすと、あーもう、とか、俺こんなことなかったのに、とか、久しぶりだからか、とか言葉にならない声を発している。どうしたものかと頭を悩ませたものの
「むしろ私の方が百戦錬磨の藤木さんにご満足いただけるか不安なんですけど」
思っていたことを口にしてみると
「どの口がそんなこと言ってるんですかね、ゆりさん」
頬っぺたをつねられた。
「だって、いっつもキレイなお姉さんたちと遊んでたじゃないですか」
ちょっと拗ねたように言うと、両方のほっぺたを手で包み込むようにして
「お前以外の女、もう抱く気になんかなんないよ」
口づけを落とされる。そのまま軽い口づけを続け、なんて幸せなんだろうと満たされた気持ちになっていると
「ゆり、リベンジしてもいい?」
ちょっと甘えるようにして尋ねられた。
「いっぱい藤木さんが欲しいです」
にっこりして言うと
「ガンバリマス」
カタコトで答えが返ってくる。くすっと笑うと
「そんな余裕、すぐになくしてやるからな」
本気が宿った目で見つめられた。
そして、言葉通り朝まで藤木さんでいっぱいにしてくれた。