人事部の女神さまの憂い

香織さんにくっついている立花さんに、こんな姿見たらそれこそ社員はびっくりしちゃうよ、と思いながらグラスに焼酎を足していると

「あ、そうだ。ふじっきー来れるって?」

香織さんは思い出したように言い出した。

「森伊蔵は俺のだって、言っていたくらいだから多分来ると思うんだけど・・・」

言いながら立花さんはスマホを操作して

「もしもーし、ふじっきー?森伊蔵、このままじゃニシユリが飲み干しちゃいそうだけど、これそう?うん、うん。わかったー」

軽く話して電話をきった。

「ふじっきー、30分後くらいには着くって~」

香織さんに撫でられてご機嫌そうな立花さんを見ながら、1人じゃ居づらいから早く来て~と心で願った。



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