人事部の女神さまの憂い

「そうそう、その柏木達也。この前、応接フロアですれ違ってさ。なんかほんとエロい雰囲気出てたんだよね」

「えー、エロいって何!?」

そこから尋問モードになった香織さんに、洗いざらい吐かされることになった。


「で?ごはんご馳走になったってだけで、そんな雰囲気なの?ありえないよねー」

興味津々な香織さんの膝の上には、興味なさそうにあくびをしている立花さんが頭をのせて転がっている。

どう話そうかと困りながら、ひたすらグラスの中の焼酎を身体に流し込んでいたら

「で、やったの?」

いきなり聞いてくる藤木さんの言葉にびっくりして

「やってはないですって!!!」

思わず大きな声で叫んでしまっていた。


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