健診診断と恋と嘘
思いがけない再会にまだ身体が震えている。
思っていた以上に身体に力が入っていたみたいで、無意識に掴んでいた小塚さんの服がシワになってしまっている。
「あ、ごめんなさ……」
それに気付いて身体を離そうとした私の肩に小塚さんが手を回して引き寄せる。
「……朔ちゃん、どういう事? 別れて半年って言ってたけど……朔ちゃんが俺に話してた旦那って、あいつの事?」
小塚さんが険しい顔をして私の事を見下ろしていて、その顔を見て私は泣きそうになってぎゅっと眉を寄せる。
「朔ちゃん、結婚してるって……嘘?」
小塚さんのその言葉に私は素直に頷いた。
かえちゃんが言ってたように嘘はいつかバレるんだ。
これでもう、終わりだ。
小塚さんとの楽しい時間が、終わってしまった。