健診診断と恋と嘘

「そ、そんな事ないですし。でも弓野さんとかえちゃんは確かにすごく綺麗になりましたね」


ちょっと照れたように頬を染めた結城さんにそう言われて私もつられて赤くなってしまう。かえちゃんも赤くなってるし。


そ、そうかな。そんなに誉められると照れちゃうけど、凌ちゃんもそう思ってくれてるかな。


今日は珍しく若手四人で健診に来てて、今はバスの中でお昼休憩中だ。


滅多にこういうことはないんだけど、こうなるともうちょっとしたご褒美だよね。


四人しかいないからそりゃあ、もう女子トークに花が咲いてしまう。


「かっこいいですもんね、弓野さんの彼氏さん。すごく忙しい人みたいですけど、会えてるんですか?」


結城さんにそう言われるけど、結城さんの旦那さんもかっこいいのに。まあ、私にとっては凌ちゃんが一番だけど。


「はい、毎日会ってます」


笑顔でそう答えると三人が驚いた顔で私を見る。え、何か……変なことを言ったかな。


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