健診診断と恋と嘘
う、すごくかっこいいんですけど。浴衣、すごく似合う。
「浴衣かわいいね。朔夜は色が白いからピンクがよく映えて似合ってる」
微笑んで私の隣に座った凌ちゃんにドキドキする。だって今日の凌ちゃんいつもの三割増しでかっこいい。
いつもだってかっこいいのに、三割増しなんてなったらもう大変だよ。
「かわいくないよ。凌ちゃんの方がかっこよくて、ドキドキしちゃう」
そう言った私の肩を引き寄せて凌ちゃんの左手が私の頬を包み込む。
「朔夜はかわいいよ。何でそんな悲しい顔してるの? 一緒にお風呂入るのそんなに嫌だった?」
心配そうに顔を覗きこまれて、私は首を横に振る。結局、凌ちゃんに心配させちゃってるし。
私ってやっぱりダメだな。
「あのね、凌ちゃんがせっかくこんないい所に連れて来てくれたのに。
私……恥ずかしがってばかりでダメだなって。もっと凌ちゃんにも喜んでほしいのに。
凌ちゃんのこと、好きで好きで仕方なくて、もっと凌ちゃんの支えになりたいのに……凌ちゃん?」
真剣に話してるのに、何でそんなに嬉しそうにニヤニヤしてるの?