健診診断と恋と嘘
凌ちゃんといるとすごく幸せで、この人の傍にいるために私は生まれてきたんだって、凌ちゃんが私の居場所なんだって……心の底からそう思える。
「俺も好きだよ、朔夜の事。好きで好きで仕方なくて、もう手離せないから。だから、朔夜に一生のお願いがあるんだけど」
凌ちゃんにそう言われて、一生のお願いって何だろうと首を傾げる私に凌ちゃんは白い包装紙に包まれた箱を差し出す。
何か赤いシーリングワックスも押してあって、素敵なラッピングだな。
「誕生日プレゼント」
え、誕生日プレゼントって……旅行だけでも充分なのに、更に?
その箱を受け取ってまじまじと見つめる私に、凌ちゃんは小さく笑って開けるように促す。
何か開けちゃうのもったいないくらいだけど、凌ちゃんに見守られながら私は破かないように丁寧に包装紙を開いていく。
中から出てきたのは私でも知ってる有名なブランドの箱だ。
その箱を開けるとそこにはキラキラと輝くダイヤモンドのたくさんついた指輪が入っていて、私は驚いて凌ちゃんを見上げる。