健診診断と恋と嘘
その笑顔に何だかとんでもない事になりそうな予感がしてゾクリと肌が粟立つ。
「俺の知らない朔夜、もっともっと見せて。もっと俺の名前呼んで。好きだよ、朔夜。朔夜のことが、かわいくて、愛おしくてたまらない」
「あ、やっ……凌平、んんっ」
身体中の至るところにキスした凌ちゃんに、私は翻弄され続ける。
知らなかった。凌ちゃん、こういう時結構意地悪なんだ。
「ほんと、かわいい。不感症なんかじゃなかったね、朔夜。ほら、もっと感じて」
それはもうこんなの初めてで自分でもびっくりするくらいだけど。章との時とは全然違う。
身体の芯が痺れて蕩けちゃいそうなくらい、凌ちゃんに触れられると気持ちいい。
でもなんか、私ばっかりで申し訳ないような気がする。
そう思って凌ちゃんを見上げる私を見て、凌ちゃんが困ったように笑う。
「今日は嫌になるくらい朔夜のこと良くしてあげようと思ってるから。俺とするの気持ちいいって思えるようにね。それに俺に感じてる朔夜、めちゃくちゃかわいいからずっと見てたい」
また顔に出てたらしく凌ちゃんにそう言われて私は赤くなる。