健診診断と恋と嘘

だけど、凌ちゃんは辛くないのかな。私だけで最後までしないつもりとか?


心配になってしまうけどそんな私を見て全部お見通しであろう凌ちゃんはクスクスと笑っている。


「そんな物欲しそうな顔で見て、心配しなくても後でちゃんとするよ。俺もこんなかわいくて色っぽい朔夜を前にさすがに我慢できないわ」


ああ、もう全部バレバレで本当に恥ずかしい。閉心術とか身につけたい。


そう言って髪をかきあげる凌ちゃんの方がよっぽど色っぽいのに。


「凌ちゃんの方が色っぽい。何か旅行来てから……フェロモン全開でずっとドキドキしてる」


今も乱れてる浴衣とか、すごく色っぽいしいつもより熱い吐息とかが肌にかかる度にゾクゾク、ドキドキしてるのに。


「それは、ずっと我慢してて欲求不満だったからじゃない? じゃあ、もっとドキドキしようか。そろそろ本気出すから。もっと感じて、朔夜」


そう言った凌ちゃんが私のふくらはぎから太股にキスして私の反応を見るみたいに横目で見る。


だから、それが色っぽくてやばいんだってば。


凌ちゃんは分かっててやってるの?


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