健診診断と恋と嘘
「朔夜はただ俺に感じてて。凶悪すぎるくらいかわいくて、やばいから。ね、俺の好きにさせて」
耳元でそう囁かれて、私は頷くかわりに凌ちゃんにぎゅうっと抱きつく。
「いい子だね、朔夜」
クスッと笑って耳にチュッとキスした凌ちゃんに、私は自分の全部を凌ちゃんに身を委ねた。
* * * * *
「さ……や、朔夜、起きて。そろそろ準備始めないとまずい」
「……んっ」
凌ちゃんの声に目を開くと、目の前には男の人の裸の胸。
あれ、私……昨日どうしたんだっけ。凌ちゃんとお風呂入ってて、それで……。
昨日の夜の記憶を全部思い出した私はかああっと赤くなって凌ちゃんの胸に顔を埋めた。
「……かわいい。ごめん、昨日。ちょっと無理させたかも。身体大丈夫?」
ちょっとどころじゃない。
身体の至るところをひとつひとつ反応を確かめるみたいに散々責められて、頭がおかしくなりそうなのに泣いても笑ってて全然やめてくれなかった。
やっと凌ちゃんと繋がった頃にはもう何がなんだか分からなくなっていたけど、すごく幸せそうに微笑んだ凌ちゃんの顔は覚えている。