青涙
そう…なのかな?
「行ってきまーす」
朝、玄関のドアを開けるとそこには
変人が立っていました。
「うわっ!! びっくりした!!!」
そんな所に立ってたら、ドアにぶつかるよ!
「何で…居るの?」
確か…家の方向が正反対で、大変だから、学校に行く時はお姉ちゃんと変人はバラバラに行くってなってたはず…。
それに…。
「お姉ちゃんはもう行っちゃったけど…」
本当はお姉ちゃんと一緒に学校に行きたいんだけど…。
私…起きられなくて…。
いつも起きたら、お姉ちゃんいないんだよね…。
「那子? 何してるの?
早く行かないと、学校に遅れるわよ?」
「そうだった!」
お母さんに言われて気づく。
今日は走って行かないと間に合わないかもしれないんだった。
何で居るかは分かんないけど、とりあえず…。
「走るよ」
私は変人の右手を握ると走る。
変人も私に導かれるように隣で走る
私達はただひたすら走って…走って…走って…。
「間に…ハァ…合っ…ハァ…た…」
「ハァ…ハァ…ハァ…」
私は変人の右手を握り続けている事に気づく。
なんか…離したくないな…。
ずっとこのまま…。
「那子!」
その声で
私は手を離す。
「平太…ハァ…おは…ハァ…よう…」
「おう。あれ? 魔王?
お前ら一緒に来たのか?」
「違うよ!!」
「本当か?
お前ら同じように息きれてるぞ?」
「たま…ハァ…たま…ハァ…でしょう」
「怪しいなぁ…」
「怪しむ…ハァ…より、教室…ハァ…行こう!
教室!」
私は平太の背中を押して歩いていく。
「行ってきまーす」
朝、玄関のドアを開けるとそこには
変人が立っていました。
「うわっ!! びっくりした!!!」
そんな所に立ってたら、ドアにぶつかるよ!
「何で…居るの?」
確か…家の方向が正反対で、大変だから、学校に行く時はお姉ちゃんと変人はバラバラに行くってなってたはず…。
それに…。
「お姉ちゃんはもう行っちゃったけど…」
本当はお姉ちゃんと一緒に学校に行きたいんだけど…。
私…起きられなくて…。
いつも起きたら、お姉ちゃんいないんだよね…。
「那子? 何してるの?
早く行かないと、学校に遅れるわよ?」
「そうだった!」
お母さんに言われて気づく。
今日は走って行かないと間に合わないかもしれないんだった。
何で居るかは分かんないけど、とりあえず…。
「走るよ」
私は変人の右手を握ると走る。
変人も私に導かれるように隣で走る
私達はただひたすら走って…走って…走って…。
「間に…ハァ…合っ…ハァ…た…」
「ハァ…ハァ…ハァ…」
私は変人の右手を握り続けている事に気づく。
なんか…離したくないな…。
ずっとこのまま…。
「那子!」
その声で
私は手を離す。
「平太…ハァ…おは…ハァ…よう…」
「おう。あれ? 魔王?
お前ら一緒に来たのか?」
「違うよ!!」
「本当か?
お前ら同じように息きれてるぞ?」
「たま…ハァ…たま…ハァ…でしょう」
「怪しいなぁ…」
「怪しむ…ハァ…より、教室…ハァ…行こう!
教室!」
私は平太の背中を押して歩いていく。