肉食系御曹司の餌食になりました

クリスマスイブのプロポーズ以降、麻宮は亜弓に対しての敬語をやめていた。

しかし今は、敢えて敬語で囁く。

久しく聞いていなかった以前の彼の言葉遣いに、交際に至るまでの恋心も思い出し、きっと彼女は胸をときめかせることだろう……それを期待して。

熱い息遣いや上昇する心拍数で亜弓の感情を読み取った麻宮は、「ここで抱いてもいいでしょうか?」と彼女のブラウスのボタンを外し、その豊満な胸に顔を埋めた。


「聖志さん、駄目です。家に入るまで我慢して……あんっ!」


彼がこれまで隠してきた独占欲を覗かせてみたら、どうやら亜弓もまんざらではない様子。

最初から『君と離れたくないから一緒に住もう』と素直に言えばよかったのかもしれないが……麻宮はこういう捻くれた企てを楽しむ男なのであった。


【終わり】



後日談までお付き合い下さった読者様、本当にありがとうございました。
温かい感想やレビューを下さった皆様には、感謝でいっぱいです。
オフィスラブで男目線を書くのは初めてだったので、皆様に楽しんでいただけたのかが気掛かりです。
新作を公開しましたら、ファンメにてお知らせさせて下さい。それでは、またいつか!

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