桜の舞う世界








私はそう言いながら病室を飛び出した























病室を去った後……










「これで、良かったのです。これで……」










優しい笑を零す看護師は安心した顔でゆっくり消えていった













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私はタクシーに乗り急いでお母様の所へ向かう


















「ここでいいです……」












「お代は千円でいいよ。」








運転手さんが言った









「ありがとうございます………っ」









「お嬢さんの真剣さに感激したのさ…」












私は外に出るともう一度頭を下げまた走り出す


















風がビュービューっと耳の横で聞こえた











けど、それを気にせず走る





















自動ドアの前でようやく息を整えた















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