次期社長と甘キュン!?お試し結婚
『また連絡する、おやすみ』
「お、おやすみ。直人もちゃんと休んでね」
そう言って電話は途切れた。柔らかいベッドに勢いよく突っ伏して枕に頭を埋めるが、先ほどの直人の言葉が頭の中で何度もリフレインされる。
この後は寝るだけなのに、とんでもない余韻を残され、なかなか寝つけそうにない。
直人も少しは私のことを――
思考を遮るように再び携帯が鳴ったので、私は急いで画面を確認した。なにか直人が言い忘れたのかと思えば、違う人物の名が表示されている。
「もしもし」
『もしもし晶ちゃん? 迷惑かけて本当にごめん!』
電話の向こうで頭を下げているのが容易に想像できるほど、申し訳なさそうに朋子はいきなり告げた。
「私は大丈夫だよ。朋子こそ大丈夫?」
『私は大丈夫。今回は直人さんが一般人だし、事務所通して早々に否定したからそこまで大事になりそうにないけど、映画公開前で色々な番組やイベントに出ているから、その度にマスコミに張りつかれて、質問されるしでもう散々だよ』
何気なく朋子が直人のことを名前で呼んだのが引っかかった。しかし、いちいち指摘することでもない。
『直人さん金曜日には帰ってきてくれるんでしょ? 晶ちゃん一人で大丈夫?』
「うん、平気だよ」
朋子が当たり前のように、直人のスケジュールを知っていたことに驚く。でも、連絡を取り合っての中で普通に出る話題だろうし、別にたいしたことでもない。
「お、おやすみ。直人もちゃんと休んでね」
そう言って電話は途切れた。柔らかいベッドに勢いよく突っ伏して枕に頭を埋めるが、先ほどの直人の言葉が頭の中で何度もリフレインされる。
この後は寝るだけなのに、とんでもない余韻を残され、なかなか寝つけそうにない。
直人も少しは私のことを――
思考を遮るように再び携帯が鳴ったので、私は急いで画面を確認した。なにか直人が言い忘れたのかと思えば、違う人物の名が表示されている。
「もしもし」
『もしもし晶ちゃん? 迷惑かけて本当にごめん!』
電話の向こうで頭を下げているのが容易に想像できるほど、申し訳なさそうに朋子はいきなり告げた。
「私は大丈夫だよ。朋子こそ大丈夫?」
『私は大丈夫。今回は直人さんが一般人だし、事務所通して早々に否定したからそこまで大事になりそうにないけど、映画公開前で色々な番組やイベントに出ているから、その度にマスコミに張りつかれて、質問されるしでもう散々だよ』
何気なく朋子が直人のことを名前で呼んだのが引っかかった。しかし、いちいち指摘することでもない。
『直人さん金曜日には帰ってきてくれるんでしょ? 晶ちゃん一人で大丈夫?』
「うん、平気だよ」
朋子が当たり前のように、直人のスケジュールを知っていたことに驚く。でも、連絡を取り合っての中で普通に出る話題だろうし、別にたいしたことでもない。