咲くやこの花、誠の旗に
「えっと、今は何年ですか?」
「今は文久二年だよ」
「ぶ、ぶんきゅう…??」
聞きなれない年号に咲耶は首をかしげる。
改めて歴史をちゃんと勉強しておけば良かったと後悔した。
そんな咲耶を見かねた近藤が、咲耶にも分かるように説明する。
「徳川家茂公が将軍職に就かれていると言ったら分かるかな?」
(家茂公っていったら14代将軍で1858年から将軍になった人だよね。
徳川15代についての小テストで何度も追試を受けてたおかげで誰がどの時期の将軍だったのかは私にも分かる!)
「だとすると、150年以上後から来たことになります…ね…。」
咲耶は言いながら自分でも驚いた。
「ひゃ、150年!?そんなことが本当にあるのかよ!?」
平助は目を見開いて声を上げる。
それに続いて近藤も咲耶を見ながら言う。
「そ、それは私にもにわかに信じがたいなあ…。何かそれを証明できるものはないか?」