咲くやこの花、誠の旗に


「そう…ですかね?私のいた時代ではこのくらいは普通なんですけど…。」


「女性がむやみに肌をさらけ出すというのはあまり良いことではないのだよ。」


不思議そうに呟く咲耶に近藤が言った。


その言葉に咲耶は『そうなんだ…』と現代との違いに驚く。



だが咲耶のこの時代において不自然な点は服装だけではないのだ。


「その服もそうだけどよ、その髪も妙だよなぁ。そんな短くしてるのは童女くらいしかいねぇし…。」


「ふむ…、たしかに。」



咲耶の髪は肩につかないくらいで切り揃えられた癖一つない黒髪で、例えるならばそれはまさにコケシのよう。



平助の言葉に咲耶は驚きの声を上げる。


「えぇ!?そうなんですか!?そういえば歴史の教科書でも髪の短い女の人は見たことがないかも…。

…私小さいときからずっとこの髪型なんです、長いと動きづらいし。」


咲耶は髪を指先でいじりながら言う。


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