再会は、健康診断で。
もう謝らなくていいと言った西川が俺に微笑みかけてくれて、ずっと見たいと思っていたその笑顔に全身の血が沸騰しそうになる。
「やっばい、超かわいい」
もっと見たいと思うのに、かわいすぎて直視できない俺は顔を覆ったままそう呟いた。
ずっと見たいと思ってた笑顔を見れて、許してもらえて天にも昇る気持ちだ。
高倉さんの言う通り、これがスタートライン。だけど、ちょっとぐらいこの小さいけど、俺にとっては大きな幸せを噛み締めてもいいよな。
西川には笑顔くらいで大袈裟なって笑われたけど、大袈裟じゃないんだよ。
ずっと泣いてる顔ばかり見ていたから。想像していたものより百倍かわいいし。
そんな幸せに浸っていると、空が暗くなっていることに気がついた。
「あれ、なんか雲行き怪しくない? 雨降ってきそう」
俺の言葉に西川も空を見上げている。これは、いつ降り始めてもおかしくない感じだ。
「西川、電車? 電車なら俺、車だから送ってくよ」
立ち上がりながら公園の駐車場に俺の車しかなかったから多分そうだろうと思ってそう聞くと、西川は首を横に振る。