再会は、健康診断で。

そんなこと気にしなくていいと助手席に西川を押し込んで、俺も運転席に乗ってからハッとする。


西川、服が濡れて下着とか肌が透けててめちゃくちゃ色っぽい。っていうか目のやり場に困る。


その色がピンクなことに気づいて、やっぱりまだピンクが好きなんだ、なんて思ってひとり赤面する。


いや、今はそんなこと思っている場合じゃないだろう。西川に風邪なんてひかせたくないし、なにか着させてやらないと。


「西川、これ着て」


慌てて後部座席にあったグレイのパーカーを西川に渡すと、やっぱり西川は遠慮している。


俺の理性のためにも早く着てほしくて透けてることを指摘すると、急いでパーカーを着てくれる。


それを見てちょっとホッとして笑って、これからどうするか考える。


こんなにびしょ濡れじゃどこにも行けないし、俺の家に行くかな。西川の家知らないし、実家かもしれないしな。


どっちにしても西川の家は色々とやばい、俺が。理性崩壊する自信がある。


俺の家に行く宣言をしたら、西川は戸惑ってはいたけど絶対になにもしないという俺のことを信用してくれたのかうなずいてくれた。





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