再会は、健康診断で。
そう思っても、電話も繋がらないし居場所も分からない俺になにが出来るわけでもない。
何時になってもいいから連絡がほしいというメールを送ってから、深いため息をつく。
待っている時間というのは物凄く長いもので、その時間は俺にとっては地獄だった。他の男に抱かれるかえの映像が浮かんでは、それを必死に打ち消す。
ああ、本当にかえが好きだ。かえが他の男のものになるなんて耐えられない。泣きそうになる自分が、情けなくて堪らなくなる。
どれくらい時間が経ったのか、ふいに鳴り始めた携帯の音に身体がビクリと震えた。
携帯の液晶に表示されているかえの名前に、ぎゅっと唇を噛む。通話ボタンを押した俺の指は、情けないことに震えていた。
「もしもし……」
自分でも驚くくらいの暗い声に、思わず笑ってしまった。
『もしもし。電話、ごめん。携帯とられてて出られなくて……』
「あの人……誰?」
かえの言葉があまり耳に入ってこなくて、俺は暗い声のままそう聞いた。