神様修行はじめます! 其の五
しま子の願いは、形を変えてあたしの中で生きている。
それはしま子自身が決して希望を見失うことなく、命を賭けてあたしを守り続けてくれたからだ。
願いは、それがどんなに細い道であったとしても未来へと続く道。
どうあっても譲れない願いがあって、それを叶えるための希望が、ほんのわずかでも存在しているのなら……。
「これはもう、つかみ取るしかないでしょ?」
あたしは、ゆっくりと立ち上がった。
そして胸を張り、門川君の術陣から一歩、力を込めて足を前に踏み出す。
「こ、小娘……」
血の泡を吹く絹糸の口から、苦しそうな声がもれた。
苦痛に歪む表情と目が、すがるようにあたしを見ている。
初めて見るそんな頼りない表情の絹糸に、あたしはニヤッと笑って見せた。
「あたしにドーンと任せて……とは、正直言えない。けど、やってみるよ」
「ど、どうするつもりじゃ? 相手は、死なぬ古代種じ。お前の滅火の炎をもってしても……ゴフッ!」
強く咳き込んだひょうしに、絹糸の口から血の飛沫がドバッと飛び出て床を汚した。
「絹糸!」
「ゴフッ、ゴフッ! グウゥ……」
さっきまでよりも九尾の骨が深く体内に入り込んでいて、絹糸は目を剥いて苦しんでいる。
セバスチャンさんが必死になって九尾の動きを抑えているけど、もう限界なんだ!
一刻の猶予もない。崖っぷちギリギリの戦況をひっくり返すためには、子猫ちゃんを復活させなきゃならない。
そしてその、わずかな可能性を持っているのは、あたし。
ハッキリ言ってあたしが敵を倒せる可能性なんて未知数だけど、やるしかないなら、やるぜ。
なんせリーダー直々の至上命令だしね!
それはしま子自身が決して希望を見失うことなく、命を賭けてあたしを守り続けてくれたからだ。
願いは、それがどんなに細い道であったとしても未来へと続く道。
どうあっても譲れない願いがあって、それを叶えるための希望が、ほんのわずかでも存在しているのなら……。
「これはもう、つかみ取るしかないでしょ?」
あたしは、ゆっくりと立ち上がった。
そして胸を張り、門川君の術陣から一歩、力を込めて足を前に踏み出す。
「こ、小娘……」
血の泡を吹く絹糸の口から、苦しそうな声がもれた。
苦痛に歪む表情と目が、すがるようにあたしを見ている。
初めて見るそんな頼りない表情の絹糸に、あたしはニヤッと笑って見せた。
「あたしにドーンと任せて……とは、正直言えない。けど、やってみるよ」
「ど、どうするつもりじゃ? 相手は、死なぬ古代種じ。お前の滅火の炎をもってしても……ゴフッ!」
強く咳き込んだひょうしに、絹糸の口から血の飛沫がドバッと飛び出て床を汚した。
「絹糸!」
「ゴフッ、ゴフッ! グウゥ……」
さっきまでよりも九尾の骨が深く体内に入り込んでいて、絹糸は目を剥いて苦しんでいる。
セバスチャンさんが必死になって九尾の動きを抑えているけど、もう限界なんだ!
一刻の猶予もない。崖っぷちギリギリの戦況をひっくり返すためには、子猫ちゃんを復活させなきゃならない。
そしてその、わずかな可能性を持っているのは、あたし。
ハッキリ言ってあたしが敵を倒せる可能性なんて未知数だけど、やるしかないなら、やるぜ。
なんせリーダー直々の至上命令だしね!