悪役の私
チュンチュンチュン……
「ん…っ」
どうやら私達は昨日、そのまま眠ってしまったようだ。
「…今何時?」
寝ぼけながら、優が時計を見る。
「………っ!?!?や、、やばいっ!!」
「えっ!なにっ!?!?」
飛び起きる優につられて私も飛び起きる。
チェックアウト15分前に起きれた私達はむしろ天才なのかと思う。
と、そんなこと言う暇もなく、とりあえず寝癖を直し服を着替え、時間の限りメイクをした。
それなりの仕上がりで、とりあえずホテルを出る私達。
「優、ごめん…」
「いや、俺も…。」
「とりあえず…行きますかっ」
今日は、まず、植物園へ向かう予定だ。
今まで植物園とかにあまり興味はなくて、好んで行ったことも、もちろんなかった。
だけど、不思議だ。
植物を見ながら、優と笑い合うこの時間が幸せで、すごく楽しい。
優と一緒ならきっと、どこにいっても楽しい。