新選組と最強少年剣士
簡単に死なれちゃ困る。


もっと、もっと、もっと!苦しんでもらわないと!!!


僕の世界を、家族を壊した、あいつらは、もっと苦しむべきなんだ。


「後で後悔したよ。拷問していろいろ聞き出せばよかったって。まぁあの頃の僕は、まだそれができるかわからなかったけど」


マスターに頼んで、拷問させてもらえばよかった。


ああ、まだ復讐心がこんなに残っているのに。


どうしてあの時、ここに留まるなんて言ってしまったんだろう?


「わかった‥‥‥?僕はね、矛盾した心をどうにかしようなんて考えてない。だって僕はどうせ未来に戻るんだ。この心は消えない」


「復讐の先に何がある」


「知らない。関係ない。復讐して死ぬなら本望だ」


「両親はそれを望んでいるのか!?」


ラウさんの表情が歪んでいる。


苦しそうで、笑っちゃいそうなくらい必死で。


声を荒げて。


「望んでないだろうね」


だった、父さんも母さんも優しいんだもの。


「なら、なぜ!?」


「ラウさん、僕はね、自分勝手なんだ。僕がそうしたいからするんだ。それしかもう僕は‥‥‥自分を、保てない」


我慢なんてしない。


もう、もう、もう、誰にも、何にも……


「涙も、笑顔も、心も、全てはまやかし。僕は
‥‥‥‥‥‥自分が何かなんて興味はない」


「お前は人だ。ただの人だ」


「何人も殺した。悪人も善人も、関係ない。
一般人も、偉人も。たくさん殺した」


「それでもお前は人だ」


「そう、僕は人。そうなんだ」


「壊れてなんかいない。お前はお前だ」


「壊れて‥‥‥ない。僕は壊れない。僕?僕ってなんだろうね?アハハ、あははは」
< 52 / 94 >

この作品をシェア

pagetop