【完】もっとちょうだい。
温泉につかる。
見渡す限り静かな海。
きらきらした夜景とかじゃないけど、多分、いや絶対に芙祐が喜ぶやつだ。
……広い。
家族風呂を想定されて作られたみたいな広さ。
ひとりって、なんか味気ないけど、まぁいいかってそう思った時。
がちゃ。
その音の方を振り向くと、バスタオルを巻いた芙祐がいた。
その白いバスタオルと真っ赤な顔。
コントラストはんぱない。
心臓がドキンドキンと脈打ち始める。
びっくりするくらい、頬が熱い。温泉のせい?
「な……」
なんで。
その声も詰まってしまうほど。
俺と芙祐はそのまま動けない。
「いや、冷えるから……入ったら……」
俺は目をそらして言った。
「……むこうで、シャワーしてから……入る」
芙祐がすっと指さすのは、竹で作られたついたての奥。
「覗かないでね」
「誰が覗くかよ」
「ひど……」
だから、ひどくないだろ。
見渡す限り静かな海。
きらきらした夜景とかじゃないけど、多分、いや絶対に芙祐が喜ぶやつだ。
……広い。
家族風呂を想定されて作られたみたいな広さ。
ひとりって、なんか味気ないけど、まぁいいかってそう思った時。
がちゃ。
その音の方を振り向くと、バスタオルを巻いた芙祐がいた。
その白いバスタオルと真っ赤な顔。
コントラストはんぱない。
心臓がドキンドキンと脈打ち始める。
びっくりするくらい、頬が熱い。温泉のせい?
「な……」
なんで。
その声も詰まってしまうほど。
俺と芙祐はそのまま動けない。
「いや、冷えるから……入ったら……」
俺は目をそらして言った。
「……むこうで、シャワーしてから……入る」
芙祐がすっと指さすのは、竹で作られたついたての奥。
「覗かないでね」
「誰が覗くかよ」
「ひど……」
だから、ひどくないだろ。