溺愛副社長と社外限定!?ヒミツ恋愛
まずい会話を選択してしまったことが、緊張を引き寄せる。
私ひとり、心にまったく余裕のない状態になった。
「その後どうですか?」
「はい!?」
突然の問いかけになんのことかとドキッとする。
「顧客管理システムです」
「……あぁ、はい」
それのことか。
大きく吸い込んだ息を一気に吐き出す。
「順調に進んでいるとの報告は入っています」
外部のシステムエンジニアにも入ってもらい、ネットワークの再構築を図っている段階だった。
京介さんの思い描くシステムが構築されるまで、まだもう少し時間はかかるだろう。
「本当に似てる」
彼の視線を頬に感じて、そちらを見る。
すると、京介さんは困ったように眉尻を下げていた。
「……なにがですか?」