溺愛副社長と社外限定!?ヒミツ恋愛

あれからずっと避けられていたのだ。
理由を見つけられずにモヤモヤが募るばかり。
こうして亜樹に直接聞くしか手段はないのだ。

私が問い詰めると、彼女は苦しそうに眉間に皺を寄せた。


「気に障ることをしたのなら謝りたいの」


自分でも気づかないうちに、誰かを傷つけていることはよくある話。
私のなにかが亜樹を苦しめているのだとしたら、それを早く取り除きたい。


「……ごめん、美緒奈」

「え?」

「ごめんね」


亜樹の腕を掴んでいた私の手を彼女はやんわりと外した。


「……どういう意味? なにが“ごめん”なの?」


質問を重ねる私と目も合さず、亜樹は足を速めて行ってしまった。

< 129 / 255 >

この作品をシェア

pagetop