溺愛副社長と社外限定!?ヒミツ恋愛
あれからずっと避けられていたのだ。
理由を見つけられずにモヤモヤが募るばかり。
こうして亜樹に直接聞くしか手段はないのだ。
私が問い詰めると、彼女は苦しそうに眉間に皺を寄せた。
「気に障ることをしたのなら謝りたいの」
自分でも気づかないうちに、誰かを傷つけていることはよくある話。
私のなにかが亜樹を苦しめているのだとしたら、それを早く取り除きたい。
「……ごめん、美緒奈」
「え?」
「ごめんね」
亜樹の腕を掴んでいた私の手を彼女はやんわりと外した。
「……どういう意味? なにが“ごめん”なの?」
質問を重ねる私と目も合さず、亜樹は足を速めて行ってしまった。