溺愛副社長と社外限定!?ヒミツ恋愛

◇◇◇

井森さんのアパートは、ホテルから歩いて十五分ほどのところにあった。
書いてもらった地図がわかりやすく、迷うことなくすんなりと着いた。
インターフォンを押すと、すぐに井森さんが顔を覗かせる。


「お疲れさまでした。すぐにわかりましたか?」

「はい、なんとか」

「よかった。とにかく入って」


ドアが大きく開かれ、井森さんに中へと招かれた。


「お邪魔します」


玄関で靴を脱いで中へ入り、思わず絶句した。
1DKらしき部屋は、物で溢れかえっていたのだ。

ダイニングキッチンの床には、なにが入っているのかわからない紙袋が点在しており、ダイニングテーブルはその機能を果たしていない。
上に食材やラップなどの調理雑貨が乱雑に置かれ、そこでは食べられるスペースがまったくなかった。
続きの間となる部屋は、シングルベッドと小さめのテーブルがあり、やはりこちらも洋服だったり小物だったり、とにかく物が多い。
どこを見ても落ち着かなくて、目がチカチカとしてくる。

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