溺愛副社長と社外限定!?ヒミツ恋愛
「えっと……父の関係で……」
「ナオミさんのお父さんって、会社経営とかしてるの?」
「……えぇ、まぁそうですね」
これはあながち嘘ではない。
規模はさておき、一応は経営者だ。
ただ、うちの父ではこのパーティーへの参加資格はないだろう。
「芹川さんは」
「京介でいいよ」
「ですが……」
さすがにそんな呼び方はできない。
名字にさん付けでも、かなりの冒険だというのに。
「それじゃ、京介さんならいい?」
ニコニコと笑顔を浮かべる。
「いえ、それもちょっと……」
いっそのこと、副社長と呼んでしまいたいくらいだ。
その方がどれだけ楽か。
ただ、それを口に出してしまったら、私は一巻の終わりだ。
「ま、無理強いもよくないか。ナオミさんの好きに呼んでくれていいよ」