溺愛副社長と社外限定!?ヒミツ恋愛
「一、ナオミさんを呼び捨てで呼ぼうと思っている」
「えっ……」
「二、俺のことも“芹川さん”じゃなく、“京介”と呼ばせようと思っている」
ひとつ目に続いてふたつ目の選択肢にも心がざわつく。
指を二本、三本と立てていき、それにつれて私の鼓動が確実にスピードを上げていく。
「三、ナオミさんに告白しようとしている」
今にも気が遠くなりそうだった。
「四、ナオミさんにキスをしようとしている。さて、どれでしょう」
指を四本立てたところで、副社長はその表情から笑みを消し去った。
こっちが怯むくらいに真剣な顔だった。
胸の奥で心臓が暴れる。
これ以上、スピードを上げられないほどに脈を打っていた。
彼の瞳が揺れる。
「どれだと思う?」
注がれ続ける眼差し。
捕捉された視線は逸らすことも叶わない。
「……一番」