拾われた猫。Ⅱ
「……いつから新選組はこんな少女を引き入れるようになったのかしら?」
冷たい瞳に射抜かれたせいか、図星をつかれたせいか。
私たちはそこから動けなくなった。
「新選組は初めはただのゴロツキだったかもしれないけれど、今はそれなりの権力がある。
新選組は託児所じゃないのよ?」
プチンと何かが頭の中でキレた。
「託児所かどうか、試してみる?」
右手にクナイを出して、彼女に襲いかかる。
トシが私を呼んだ気がしたけど、止まることは無かった。
「落ち着け」
その代わり、寸前で私の手を掴んで止めたのは、いつ来たのか分からない左之だった。
「左之…」
後ろを振り返り、左之を見た。
左之は穏やかに笑い、私の頭を撫でた。
「落ち着いたな」
左之は私の肩を少し押して、私と彼女の間に立った。