悠久のシャングリラ


それと同時に、
どうしてこうも不公平なのかと、
いるかも分からない神様を恨んだりした。

あの子は、あたしが欲しかったもの、
その全てを持っている。


あたしたち【友達】も、きっと咲夢梨がいなかったら出会っていたかった。


そんなメンバーで、
みんなの中心に立つのはいつも咲夢梨。


(それも当たり前、ね……)


あたしが咲夢梨に出会って救われたように、恐らく他のみんなも、少なからず同じようなことを思っているだろうから。



ーー咲夢梨がいなかったら、
今の【自分】はいないーー。



そんな彼女に、
惹かれない方がおかしいのだ。


……そう頭ではわかっていても、
この輪の中にいると、どうしても焦燥感に似たなにかに駆り立てられる。

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