絶対に痩せられるダイエット
員子はなよ子が必死で
ダンボールを乗せたトラックを指さした。


そしてその指をスーッと
隣のトラックへ動かしていく。


員子の指を見て段々と
青ざめていくなよ子。


「なよ子さん。さっき乗せたダンボールの箱を


今やってきた隣のトラックに
移し替えてくれる?」


そして員子は
頭をコツンと叩いて

舌をペロッと出した。


「ダンボール乗せるトラックを
間違えちゃった。えへっ」



「えへっじゃねーよ!
くそババア!」



って言えたら


どんなに気持ちがいいだろう想う
なよ子。


しかし現実は過酷。


苛烈な現実を突きつけられたなよ子は
汗を拭いて立ち上った。


「分かりました!よろこんで!」



心にもない言葉を叫んだなよ子は
またダンボールを運んでいく。


ちなみに時給は23円だ。





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