絶対に痩せられるダイエット
しかしそんなに員子は
甘くない。


カフェラテについている
世界一意味のないフタを取り外した


員子はストローを突き刺して
自分で飲み始めた。


おいしそうにカフェラテを飲む員子を
ジト目でみつめるなよ子。


カフェラテから外された
宇宙一無駄なフタが


地面に落ちて
風にころころと吹かれている。



「ついてらっしゃい」


コーヒーのほろ苦い香りと
ミルクの豊潤なコクを味わった員子は


喉がカラカラのなよ子を
店内へと連れていく。


「水……せめて水を飲ませてください
員子様」


なよ子が頭を下げてお願いするが
員子は悪魔のような笑いを浮かべるだけ。


「水飲んだら太るわよ」


胸に突き刺さる一言。


なよ子はもう何も言えない。

< 225 / 522 >

この作品をシェア

pagetop