お前のこと、誰にも渡さないって決めた。

『帰らねーっつってんの。朝も帰りも、おまえとじゃなくて彼女と帰るから』


忘れもしない、みっくんの衝撃の一言。

だって、彼女ができても、幼なじみはトクベツなんだって信じてたから。

私がみっくんを大好きなように、みっくんだって少なからず、私のことを嫌いではないだろうって思ってて、

みっくんに彼女ができたって、日常はなにも変わらないと思ってて。



………今はそんなこと、関係ないか。

とにかく、その “彼女さん” がどんな子なのか知りたくてしょうがなかった。




─── それが、今目の前にいる、香音ちゃん。


香音ちゃんは、みっくんに一番最初にできた彼女さんなんだ。



「光希、喜んでくれるといいけどなぁ〜」



頬をゆるめながら、目を閉じる香音ちゃん。
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