お前のこと、誰にも渡さないって決めた。

その姿は、言うまでもなく─────。
だって、みっくんの彼女さんだもん。


香音ちゃんだって、例外なくかわいい。



「きっと、喜んでくれると思うよ……」


純粋に、応援したいって思ってる。

香音ちゃん、いい子そうだもん。


「ほんとっ!?ひまりちゃんに、そう言ってもらえると自信湧く!!」


香音ちゃんは、私の言葉に目を輝かせて。


そんな香音ちゃんのことを、応援したい…………はず、なのに。



「うん、」


なんでだろう、言葉がでてこない。

………おかしいな。


簡単じゃん。


『頑張ってね』って
『応援してるよ』って、言うだけ……なのに。




「たっだいま〜!!あれ、珍しっ、ひまりと香音が喋ってる〜っ」



夏奈ちゃんの明るい声が聞こえてきて、肩の力がふっと抜けた。


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