未知の世界5
石川先生の言うとおり、カルテを仕上げ各先生方の机の上のコーヒーカップを片付け、ゴミを捨ててまだ残っている先生方に挨拶をして席を立つ。
6時。まだ検査室空いてるよね。
と、白衣を着て向かう。
検査室に入ると、進藤先生が患者さんの吸入をサポートしている。
ん?
「りさちゃん?」
あんなに退院したがってたのに、吸入を自分でしに来るなんて。
『あ、先生。』
「えらいね。」
私には考えれないことだから、心からすごいと思った。
『あの…看護師さんが自分で行けるなら、部屋じゃなくて検査室で吸入できるといいなって言ってたから…。』
「それでも先生は嬉しいよ。」
りさちゃんはどことなく嬉しそうな顔をする。
ピー
と終了音か鳴る。
『はいっ!よく頑張ったね。終わりだよ。』
進藤先生の声に、りさちゃんがお礼を言い検査室を後にした。
素直になれば、いい子なんだね。
と、りさちゃんが検査室を出て行くのを見てると。
『はい、どうぞっ!』
あ、そうだった。
進藤先生に促されて渋々席に座る。